ホテルではもうマスクをつけろとは言われない。
ノーマスクで館内を歩いていて、何度もホテルマン
とすれ違うが、注意されない。
レストランが満席で困っていると、ノーマスクの
わしに、向こうから声をかけて来て、何かお困り
ですか?と尋ね、現在予約なしで入れるレストラン
を教えてくれる親切さだ。
政府が決めた方針通りにやっているだけだろう。
しかし、現在親切になったホテルマンたちは、
1カ月前まではマスク警察だった。
全体主義の担い手だった。
戦前と戦後で、学校の教師の態度がガラッと
変わったと言うが、日本人は全く変わっていない
と分かった。
権力者と専門家(かつては軍人)に、驚くほど
前のめりに従って、終戦となれば一夜にして
態度を変える。
だが、いまだに全体主義の後遺症を引きずって、
傷痍軍人のようにマスク(かつては包帯)を
外せない人々が出歩いている。
諸外国に比べたら、日本人が一番、後遺症が
多いようで、敗戦国なんだなぁと痛感する。
そんな敗戦国の萎えた心理を奮い立たせてくれた
のが大谷翔平(かつては力道山)だったのだろう。
歴史は繰り返している。
全体主義に勝てる者などいない。
密かに抵抗を続けるしかない。
コロナとは何だったか?
それを総括して描く日は、刻々と迫っている。